早めの出願準備で経済的負担を軽減入試本番に向けて、より勉強に集中する時期となりました。一方、入試で実力を発揮するためには、勉強以外の部分にも目を向けることが重要です。今回は受験のスケジュール、受験当日の動きの確認など、試験に向けた心構えや準備について確認してみましょう。順番を考えながら 無理のない受験スケジュールに受験当日を しっかりイメージして大学入学共通テスト(以下、共通テスト)や年内に実施された入試などで、初めて出願を経験した受験生も多いのではないでしょうか。思った以上に手間がかかることもあるので、早めの出願準備をしましょう。2025年度の国公立大学(二次試験)出願期間は1月27日〜2月5日、約10日間です。一方、私立大学の出願期間は大学によってまちまちで、早いところでは年内から受付が始まります。なかには志望理由書などの提出を求める大学もあり、出願の準備には案外時間がかかるものです。近年、出願方法の主流となっている「インターネット出願」は、願書の取り寄せが不要です。また、入力漏れを防ぐことができ、受験料割引が適用されることもあります。一方で書類の送付が必要な場合もあるため、入試要項などでしっかり確認しておきましょう。大3日までに留めるのがポイントです。模擬試験を受けた日にどっと疲れが出た経験はありませんか?本番の入試では同じくらいか、それ以上に体力を使うはずです。そのため、連続受験はできるだけ避けましょう。どうしても志望校の試験日が重なってしまう場合でも、最また、「初めての入試」は誰でも緊張し、実力を発揮できないこともあります。第一志望校が初めての入試にならないよう気をつけましょう。おススメは、入試難易度が比較的易しい大学から難しい大学へと「右肩上がり」になるようスケジュールを組むこと。必ず受かる安全校→実力相応校→チャレンジ校の順に受験するのが理想です。ない状態も考慮して、無理をしすぎない入試スケジュールを組むことが大事です。つくり出せるかどうかです。たとえば、試験会場にスムーズにたどり着けるかどうかでも、緊張の度合いは変わってくるでしょう。可能であれば試験当日までに、試験会場までのルートを実際に確認しましょう。電車の乗り換えやバスの待ち時間など、利用しなければ見えてこないポイントをあらかじめ知ることが大切です。試験当日も、会場には早めに向かいましょう。ため、温度調節しやすいよう服装にも気をつけましょう。ほかにも、試験が午後までかかる場合、できればお弁当を用意しましょう。大学・試験会場周辺の食堂やコンビニは、混雑する可能性が非常に高いためです。日ごろから食べ慣れたもの、胃に負担がかからないものを用意しましょう。受験当日、大切なのはリラックスできる状況をまた、入試シーズンは屋内外の温度差が大きい ■試験当日にアクシデントが起きた場合1 遅刻しそうな場合試験開始時刻の20分後くらいまでは受験が認められることが多いので、あわてず会場に向かいましょう。大学の入試事務室などに連絡を入れる必要があるため、連絡先がわかるようあらかじめ準備しておくことが大切です。2 受験票を忘れた場合家に取りに戻る時間がなければ、入試事務室などに申し出ましょう。ほとんどの場合は仮受験票を発行してもらえます。3 試験会場で体調が悪くなった場合遠慮せずに試験監督者に申し出ましょう。医務室を利用できる場合もあります。実力相応校安全校チャレンジ校ー本番前にチェック!ー 123 「疲れ」「緊張」といった今の時点ではわから入試 直前期にできる準備と対策 注目ポイント注目ポイント注目ポイント地方の試験会場を選択できる大学も多いです。交通費・宿泊費の節約、時短につながるため要チェックです。入試の成績優秀者を対象にした奨学金制度のなかには、毎年の審査次第で4年間継続して給付されるものもあります。一般選抜などのメイン入試が、奨学金受給の判定対象となっていることがほとんどです。一方、専用の奨学金入試が設けられている場合もあるため、出願時に抜け漏れがないように注意しましょう。大学によっては、複数の試験日・方式・学部学科を併願する場合に受験料の割引が適用されます。受験にかかる費用をおさえるためのポイントは?受験会場の選択奨学生入試併願割10親子で知っておきたいお役立ち情報
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