Go to School News 2025.5.1 vol.1
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1QA2QA3QA高校とはココが違う!もっと知りたい!大学での学びゼミ・研究室Q&A「ゼミ」「研究室」って何?学生が主役となる「大学らしい学び」のスタイルですどんな授業形態ですか?少人数で多様な研究テーマに柔軟に取り組みますゼミ・研究室では何を学びますか?研究課題に対してその研究手順や分析・解決法を学びます高校と大学での学びは、授業を受ける教室、時間割、授業時間、授業の受け方・学び方など、あらゆる点で大きく異なります。多くの場合、高校では、一つのクラスの生徒全員が、決められた教科・科目を先生から教科書をもとに「教えてもらう」といった「受け身」の勉強スタイルが中心です。しかし大学では、学部・学科ごとの授業内容がシラバス(講義概要)上に公開されており、学生はカリキュラムに沿って、学びたい内容や将来の目的に合わせた授業を自由に選択します。必ず受講しなければならない必修科目はありますが、自分が学ぶ内容を自由に選択可能なのが大学の学びです。大学では、自分から授業や実習・研究などに積極的に参加する「能動的・主体的な学びの姿勢」が強く求められます。少人数の学生が教員を囲んで発表や討論を行うゼミナール(ゼミ)。専門分野の研究テーマに取り組む演習形式の授業で、自主性や積極性が求められる、大学らしい学びのスタイルです。なお、先生が研究に携わる部屋を「研究室」と呼びますが、文系の場合、実質的に「○○研究室=○○ゼミ」とされる場合が多いようです。理工系の場合では、学生は原則的に「研究室」に所属し、専門分野の研究に取り組みます。 一般的に人数は数名から20名程度。文系の学部では、専門書や論文の輪読をはじめ、プレゼンテーションや質疑応答による双方向の討議・議論などを通じて、担当教員の指導のもとで課題解決に取り組みます。理系学部の場合は、教員が開設した研究室に所属し、大学や研究室にある実験装置を駆使しながら、専門分野の研究に取り組み、研究スペースも与えられます。 自らが選んだ分野を軸に、誰も解決したことのないような難しい問題や専門性の高い研究テーマに取り組みます。数年にわたって研究が続くテーマを先輩から引き継ぐ場合もあります。能動的に学び研究する姿勢を身につけ、実社会で役立つ「企画力」「対応力」「研究力」などの実践的な知識と技術を修得していきます。また、これらの成果は、「卒業論文」「卒業研究」としてまとめたり、学会や国際会議などでの発表につながります。内容教室時間割ほぼ同じ教室ほぼクラス全員が同じ1コマ(授業時間)50分授業形態一つの教室で授業を受講40名前後で一定ほとんどの授業で同じ人数クラスメイトホームルーム・朝礼あり教員教科ごとに教員免許状が必須専門の研究者(教員の資格は不要)特になし出席や、定期テストの評価により認定されることが多い教養科目単位認定     もっとゼミ・研究室の内容を知りたい人は…一般的な高校と大学の学びの違い(例)高校受講する授業によって異なるシラバス(講義概要)から各自が自由に選択する90〜105分講義、演習(実験)、ゼミ・研究室数人から数百人で、授業ごとに異なる各講義や演習で異なるなし専門の科目以外も幅広く学ぶレポート提出、テスト、プレゼンなど、多様な評価の方法があり、評価次第で認定されない場合もある大学河合塾Kei-Net大学では、授業選択の自由度が高く、自分だけのオリジナルな学び方ができます。今回は、大学ならではの実践的な学びである「ゼミ・研究室」を紹介。大学での学びをイメージしてみましょう!河合塾が提供する入試情報サイト「Kei-Net」では、さまざまな大学の「ゼミ・研究室」を紹介しています。紙面でピックアップしたゼミ・研究室以外も多数掲載していますので、ぜひ右記からアクセスしてみましょう!10について教えて大学ならではの実践的な学びゼミゼミ研究室研究室

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